ー色の視覚的効果
突然ですが、皆さんは色に興味を持ったことはありますか?
色から視覚的に受ける影響は大きく、中には人の心理状態までコントロールするとか。
でも実際はどうなんでしょう?
例えば、3原色(青・赤・黄)は信号機の点滅によく使われてますね。
一般的に、赤は車の往来が激しいときに点滅し、黄はカーブや折り返しのときに点滅し、青は歩行者が道路を渡るときに点滅します。
赤は視認性が高く、人の注意を引くときによく使われます。
信号機の場合は、歩道の前で止まることを示す色。
製菓業界に目を向ければ、森永製菓や江崎グリコも会社のロゴが赤色です。
お菓子は人の目に留まるもの。店頭で見かけたら、必ず1度は目にやりますよね。
パッケージやロゴの色が赤だと、それだけ視認性が強いのでイヤでも顧客の目に留まるはず。
また、赤といえば「血」です。
血というと悪いイメージがありますが、それだけインパクトの強い色なのでしょう。
また、青色は見る者に対して心理的な充足感を与えることができます。
青といえば、ゆったり太平洋。そこに流れゆく海を見ると、なんだか心が落ち着きますよね。
青を基調としたロゴやコーポレートカラーを採用してるのは、主に海運会社。
代表的なのが航空会社のANAです。
私も海外渡航の際には毎回ANAのお世話になっており、客室スペースや機内食も充実してるので満足感この上なし!
また、清涼飲料メーカーのサントリーもロゴの色が青ですよね。
涼しげで爽やかでフレッシュさを感じさせる青色は、サントリーのイメージにぴったりですね。
このように色の視覚的効果は様々あり、TPOに応じて使い分けることで顧客獲得においてもプラスに働くのは間違いないでしょう。
あと白も結構人気なんですよ。
白と聞くとなんだか味わいがない、地味…という印象を受けがちですが、当たり障りのない分、使うシーンは結構多いんです。
例えば、医療ウェアの白衣やスクラブ。
その名の通り白を基調とした医療服のことを言います。
なぜ白が使われるかというと、ベッドに寝そべる患者に対して、赤や黄色などのカラーは刺激的すぎる。それに対して白は地味な分、患者に与える心理的効果もプラスに転じることが多い。
良くも悪くも当たり障りがないので、医師や看護師も安心して着衣することができます。
また、ユニフォームや体操服も、基本的には白ですね。
これは特に深い意味はないと思うのですが、軽快なスポーツウェアに相応しいチョイスなのではないでしょうか。
逆にチアガールの衣装は赤とピンクが多いですね。
ある球団やチームを応援するのに白だと地味ですもんね。
ーTPOがとにかく大事!
このように色は状況に応じて使い分けることで、さまざまな視覚的効果を促します。
ファッションでも地味系の色と派手系の色がありますし、TPOによってそれも変わります。
カジュアルな服装なら暖色系、フォーマルな服装なら無彩色系など。
色の効果は絶大ですね。