お笑い世代、とりわけシニア世代に差し掛かる、その第1次お笑いブームの礎を築き上げた一流タレントを挙げてみたいと思います。
ーヨゴレキャラからゆるキャラへの転身・・ お笑いを夢見るタレントが語った苦悩
テレビのバラエティ番組やCMをみてると、まずこの人を見ない日はない。そんなタレントがいませんか?
私は24時間とは言わずとも、1日に10時間以上はテレビの視聴に時間を費やしているので、ほぼ全番組に渡って、ザッピングしていると言っても過言ではありません。
その中でも、とりわけ出てくるのが、お笑いの出川哲朗さん。
彼は今やお笑い界のドン的存在。お笑いブームの先駆けとなる「リアクション芸」を確立し、数々の笑いを生んできました。
出川哲朗さんのすごいところは、常に温和な笑顔を絶やさないこと。
ふくよかな顔からこぼれるその笑顔は、ゆるキャラとしての側面も持ち合わせています。
ー抱かれたくない男イメージからの脱却
実は出川哲朗さん、デビュー当時は「ヨゴレキャラ」を売りにしていましたが、視聴者や世間からの風当たりは強く、一時は「抱かれたくない男ランキング」の殿堂入りを果たしたこともありました。
コンプライアンス上の問題もあり、放送規制がかかりそうなギリギリのラインを攻めたヨゴレ芸で徐々に頭角を現していきましたが、上がっては下がってを繰り返す、不安定なタレントだったのです。
人気に陰りが見え始めると、新たなコントを次々と生み出し、とにかく笑いをとることに余念がありませんでした。
しかし、その長年の飽くなき努力が実を結び、今では不動の人気を獲得しました。
彼の笑いを極限まで追求する、その強いこだわりが一流タレントとしての地位を築き上げたと言っても過言ではありません。
彼が人気を博した理由として、「アナザースカイ」「プロフェッショナル」「ノーガード」の三本柱が挙げられます。
1つ1つ説明するのは時間がかかりますので、ここは1つだけ「ノーガード」について。
彼がデビュー当時、まだ駆け出しだった頃、前述した通り世間からの風当たりは強く、誹謗中傷や悪口も絶えませんでした。
しかし、出川哲朗さんはそういうアンチも含め、自分のコントを見てくれる視聴者は、皆一律に「お客さん」と定義したのです。
お金を落としてみてくれる視聴者は、どんなアンチでも大切なお客さん。
決してその人たちを批判せず、期待を上回るコントを練りに練った所、徐々に人気を獲得し、今のような地位を築き上げたのです。
最初はまだ日陰者という印象が強かった出川哲朗さんですが、そのイメージも崩れ、今ではお笑いブームの先駆者として、トップの座を射止めています。
彼なりの哲学、あるいは独自の考え方があったからこそ、いつまでも廃れることなく不動の人気を獲得することができたんですね。
そう考えると、お笑いタレントに限らず芸能人は偉大だな〜ってつくづく思いますね。
出川哲朗さんも例に漏れず、他の人にはない努力家な一面があったからこその結果です。
抱かれたくない男からの脱却を果たし、見事にお笑いタレントとして成功を収めた出川哲朗さん。
今日はその軌跡について語りました。
では後ほど…。