ー人の目を気にしてしまう人の心理
人の目をどうしても気にしてしまう…。
今回はこのテーマを軸に語っていきたいと思います。
私は人間という存在が苦手です。
人間がいる限り、自分は常に見られている…。
他人に興味がない人でも、少なからず人のことは見ているはずです。
まず人の第一印象は、外見や清潔感で決まると言われています。
爪が伸びていたり、髪にフケがついていたりすると、不潔な印象を持たれてしまい、以後そのイメージを払拭することは難しいでしょう。
だからこそ、人に少しでも好印象を与えるには、最低限の清潔感を保つことが大事なんです。
ところが、その清潔感を出すことばかり考えて、神経をすり減らしてしまうと、今度はこのような問題が生じます。
それは「完璧を演じることへの責任感」です。
なまじ完璧を演じていれば、今度は失敗やミスをしたときの責任感のほうが大きいでしょう。
例えば、会社においてあなたは期待のニューフェイスです。上司にプレゼン作成を依頼された場合、記載ミスを恐れるばかり念入りにチェックをし、提出します。
しかし、あれだけチェックしたはずの書類に、記載ミスがありました。
この場合、上司への申し訳なさ、自分への不甲斐なさ、そして会社全体を巻き込む重大なプロジェクトに自分が関わっていたという責任感が重なってしまい、神経を余計にすり減らしてしまうのです。
これがもし吹っ切った人ならば、結果は違っていたでしょう。
「まあ、最初にしては上等だよね」「失敗は誰でもあるし」とドライに割り切り、こともなげに次の仕事に取り掛かるでしょう。
これが、責任感ある人とない人の違いです。広義的に言えば、人の目を気にする人と気にしない人の違い。
人の評価に振り回され、右往左往してしまう。評価シートをいちいち気にしてしまう。誉れを頂くたびに、妙な使命感を覚えてしまう。
それが人間なんです。
これは人間にとって必要なものですが、度を越してしまうとストレスやプレッシャーにつながってしまい、精神衛生上よくありません。
ー完璧主義者に多い
さらに、この手のタイプに多いのは「完璧主義者」です。
完璧に物事をこなさないと気が済まない。文字通りですね。
ミスや失敗は許さず、「絶対に完璧にこなしたい」という成功願望を持っているため、目の前のことには全力を尽くします。
経験の差がものをいい、完璧主義の人は、積み重ねてきた実績とデータがあるからこそ、自分のスペックに対して絶対の誇りを持っています。
それが失敗やミスをしたときに、自分の誇りを傷つけられたと解釈してしまうのです。
人の目を気にする場合も同様。
失敗したときに「君はいつもこうだな」と言われたらどうでしょう。
完璧にこなしたつもりが、目上の人に注意されてしまった。
この時点で、その人の自尊心やプライドはズタボロです。
人の目を気にしてしまうと、自分のやりたいことにも制限がかかってしまいます。
それでは人生つまらないですよね?
どんな注意を受けても「今度は失敗しないぞ!」という心の余裕を持たせて、次に臨みましょう。
他人の評価に気負いせず、自分は自分!と割り切って行動すればOKです。
今日はここまで…。