ー若手女優の活躍
今をときめく若手女優の凱旋がすさまじい。
多くの仕事を抱え、ハードな撮影や演技もこなす。
そんな厳しい世界に身を置く若手女優は、疲れというものを知らない。
例えば今注目の若手女優。今田美桜についてだ。
彼女の魅力といえば、飾らない自然体な演技と、小動物的な顔立ちだ。
ラストマンの撮影を控え、目下放送中である。
目黒蓮との共演ドラマも話題になっており、今ではすっかりジャニーズ御用達女優へと格上げされた今田美桜。
次から次へと舞い込んでくる仕事の量に、今田美桜は擦り切れないのか。
否。今田美桜に限らず、多くの女優はハードな仕事を見越した上で、第一線を走り続けている。
さらにいえば、奇跡の1枚の写真から一躍有名になったローカルアイドル、橋本環奈の活躍にも目が離せない。
今放送中の王様に捧ぐ薬指は、視聴率こそ停滞してるものの、ドラマの長期化に伴い、実写化に対する当時の批判は和らいでいるように感じる。
綾華と東郷の掛け合いは、見ててほっこりする。
橋本環奈演じる綾華は、周りから悪女と呼ばれる計算高いウエディングプランナーだ。
山田涼介演じる東郷は、そのウエディング会社を運営する社長。
身分違いの恋、といえば収まりがいいが、そう単純な話ではない。
失敗やミスだらけの綾華を支えるため、東郷が政略結婚をし、経営を立て直すといったストーリーになっている。
少し脱線したが、このように手の込んだドラマには、高い演技力もとい長時間のハードな撮影が要求される。
浜辺美波、今田美桜、橋本環奈、森七菜、福本莉子…等。
今をときめく若手女優は、今後どう出るか。公私ともに注目の的である。
ー今後の展開
20代のときの活躍ぶりを、30.40代になっても続けられるかどうか。多くの女優が抱える悩みだ。
これまで多くの女優は、人気の浮き沈みが激しい「不安定期」を乗り越え、のちに確固たる地位を築き上げている。
人気のあるCMをバンバン打てるのも、スポンサーからの依頼あってこそだ。
例えば、黒島結菜はちむどんどんで大コケしてしまい、一時は干されるとの声もささやかれたが、のちにサントリーのCMに起用され、その心配は杞憂に終わった。
実はCMを出す会社にとって、その女優が持つ数字や評価はあまり気にしない。
むしろ重要視するのは、その女優の知名度と人気である。
今やCM女王と呼ばれる芦田愛菜も、地上波で見ない日はない。
老若男女に親しまれるキャラ像があるからこそCMにも引っ張りだこなのだ。
芦田愛菜はマスコット的な可愛さとキャラがウリである。
地域活性化との相性もよい。
ただ、少し懸念点が。
それはどんなに好感度の高い女優でも、何回も立て続けに出演すればそれだけお茶の間に名前が知れ渡るため、否が応でもその女優の独壇場になってしまう。
他のライバル女優の追随も許さず、業界はますます寡占へと向かう。
ある女優一強時代になれば、他の女優の檜舞台を奪ってしまうことになりかねない。
また、同じ女優を何度も使えば、必ず飽きられる。
ドラマや映画の視聴者にはよりフレッシュな感性を呼び起こしてほしいため、1クールごとに違う女優を起用するのもありだ。
違う女優が演じれば、また別の視点からの評価も可能になる。
口コミの輪も広がり、一石二鳥である。
また、本来の実力はあるのにどうしても日陰者になってしまう女優がいるのも事実だ。
新人発掘のため、アマプロ問わず活躍できる場を設ける必要がある。
これからもどんどん若手女優の育成に尽くして欲しい。
今後の先行きが楽しみだ。