ー会社の法人とは
私はまだ会社や企業に属したり、正社員になったことがありません。
社員にとって必要な知識やノウハウも、現段階では乏しいです。
しかし僭越ながら本稿では会社法やその成り立ち、法人形態について語っていきたいと思います。
私の父親はある会社の部長です。自慢ではないですが、年収1300万をもらっています。
部下への適切な指導と管理の下、会社の経営を支えるのが部長の仕事です。
法人形態は、株式会社。つまり、株式を発行した会社に株主が出資して、その見返りとして配当金を株主が得るというのが決まりです。
私の父親、まして大手の会社ですから株式上場は当然してるでしょうし、出資額も多いはずです。
また、株式会社以外にも合同会社、合名会社、合資会社の3つがあります。
いずれも株式会社とは異なる法人形態であり、違いをおさえておきましょう。
ー株主の有無
まずその3つに共通するのは、株主が存在しないことです。
具体的には、社員1人1人が経営者であり、その会社に出資する法人なんです。
なので株主に出資するのではなくその会社自体に出資するので、会社の経営権は社員1人1人が所有しています。
会社定款も自由に決められるし、就業規則もその都度変更ができます。
しかしそこには思わぬデメリットが潜みます。
それは経営の全てを管轄しているので、例えば会社の財産が赤字になると、社員はその不足分を補うため、自分の財産を投げ打つ必要があるんです。
債権者はいわば会社自体なので、社員はその返済義務を負うことになります。
これが株式会社との違いです。
また、責任の所在も大きく異なります。
これは上述と繋がりますが、株式会社は社員1人1人が有限責任というものを負います。
有限責任とは、社員が出資した額の範囲内で、その責任を負うこと。
つまり会社が倒産しかけても債権者に返済を要求されることはないし、その会社に出資した分だけパーになるだけです。(それでも相場によっては痛手ですが…)
株式会社の債権者は株主。これは基本ですが、合同や合資会社の債権者はその会社自体を指すんです。
社員は株式会社と違い、無限責任というものを負います。
社員1人の損失が、会社全体の損失につながるのです。
民間企業では道路が陥没したり、建物が倒壊すると税金から補助金が出ますが、合同会社の場合は助成金が支給されます。
しかし、それも税金で賄われているので立派な損失です。
なので合資や合同会社をはじめとする法人は、社員1人1人のビジョンの共有が大事になってくるのです。
足並みが乱れると、一気に倒産ルートまっしぐらです。
そういうリスクも踏まえ会社を設立する際は安全を期して株式会社という法人形態を選ぶところが多いんですね。
株式会社は定款を決めるのに公証人の認定が必要だったり、登記費用がかなり上乗せされますが、それだけ信用が担保されてる証拠です。
なので株式上場や金融機関への融資などもしやすい法人と言えるでしょう。
自分も将来に備え、誤った選択をしないようそれぞれの法人を比較検討して入社したいと思います。
今日はここまでです。読んでくださりありがとうございました。